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黒松の芽切りの方法

盆栽という言葉を聞いてどんな種類の樹を想像しますか。おそらくほとんどの人が黒松を思い浮かべるのではないでしょうか。

実際、愛好家のみなさんの中でも黒松の盆栽を持っている人は多いのではないでしょうか。そんなみなさんのご要望にお応えして(?)夏に行う黒松の手入れ、「芽切り」を紹介していきます!

芽切りをする時期

7月の中旬〜下旬頃、春先から伸びた黒松の芽を切っていきます。芽切りをする時期ですが

・古くて芽の伸びがそれほどでもない樹→7月中旬
・若くて芽の伸びに勢いがある樹→7月下旬

どうして芽を切る時期をずらすのか。

芽を切ってしばらくすると、2番芽が出てきます。当然若くて勢いがある樹の方が、次の芽がすぐに出てきてそのままグングン伸びてしまいます。

そういった樹は週間〜10日程度芽切りの時期を遅くしてやることで、2番芽の出てくる時期も遅くなり、結果的に芽が適切な長さで揃うのです。

芽切りの手順

それでは芽切りの様子をみていきましょう。

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これはどちらかと言うと古い黒松なので、7月中旬に芽切りを行いました。

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伸びている芽の強弱、つまり大きさを見ます。

大きい芽を切るときは軸を長く残しておくのがポイントです。

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これは大きい芽(2枚目の写真の4番目くらい)なので

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これくらい軸を残します。軸を残すと黒松は

黒松「切られたような気がしたけど、軸が残っているから気のせいか」という感じで、2番芽を出すまでインターバルが生じます。

このインターバルの間に、軸を残さず切った小さい芽は2番芽を動かし始めます。そして、軸を残して切った大きい芽も後から2番芽を動かすのですが、力が乗った芽は後からでも勢いよく成長していきます。こうして小さい芽と大きい芽の2番芽の伸びを調節するのです。

古葉の数を調節

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それから、大きい芽を切るときは芽切りと同時に古葉の数も減らしておきます。理由は芽の力の強弱を調節するためです。

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仕上がりはこんな感じ。

残す軸の長さや古葉の数は、芽の大きさによって変えて下さい。

そのためにも最初に芽の大きさを確認しておくことが重要です。

まとめ

芽切りをするときは芽の強弱を意識すること

強い芽は軸を残したり葉の数を少なくし、これ以上勢いを付けないようにすることで、弱い芽とのバランスを取ることが大切なポイントだと思います!

この記事を書いたライター

峯脩人
峯脩人
京都の盆栽園で2014年8月より修業中。
目標は海外進出です(あくまで目標)。

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