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「仏像盆栽」「彫刻盆栽」…盆栽の新しい楽しみ方

 

皆さん、こんにちは!アクア盆栽家の中島大輔です。

本日は、ちょっと変わった「盆栽の楽しみ方」をご紹介します!

 あのアユタヤ遺跡を自宅で観賞!?「仏像盆栽」

タイにある世界遺産「アユタヤ遺跡」。そこで最も有名なのが、木の根っこに埋め尽くされた仏像の頭部です。

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出典:http://blog.livedoor.jp/j1bkk/archives/1069932.html

滝の流れのような神秘的で美しい木の根。長い年月をかけ、木の根に少しずつ取り込まれつつある仏像。これをどうにか盆栽で表現したいと思い、作ってみました。

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仏像の頭部と香丁木を組み合わせて作った「仏像盆栽」です。

香丁木は根がとても柔らかくて、いろいろな形に合わせることができるので、今回の仏像盆栽にはピッタリでした。また、根の形も綺麗で、風格と時間(とき)を感じさせてくれます。香丁木の他にも、サツキやカエデなどでも作れそうです。

 偶然の出会いを楽しむ「彫刻盆栽」

枯れた幹や枝などが、何かの形に見えたりすることがありませんか?

私はある盆栽園で、梅の盆栽を見ていた時、枯れた幹が動物に見えてきたので、これを作ってみました。

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鹿と鷹をモチーフにした「彫刻盆栽」です。

鹿の方は、枯れた部分が何だか動物の顔っぽい形をしていて、2本の枝が角のようだったので、彫刻刀で形を整えて完成させました。春になったら、角から梅の花が咲いて、とても幻想的な盆栽になりました。

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この「彫刻盆栽」は、自分で全部削って作る訳ではなく、あくまでも自然に枯れた部分をベースに、彫刻刀で形を整える程度なので、本当に盆栽との偶然の出会いがないと作ることができません。次はどんな盆栽に出会えるのか楽しみです。

 新種の盆栽!?「多肉盆栽」

続いては、ちょっと変わった新種の盆栽です。松のような、梅の花のような盆栽…!?

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実はこれ、多肉植物で作った盆栽「多肉盆栽」です。

多肉植物をあえて太陽の光がわずかしか当たらない場所に置きます。すると、多肉植物は太陽の光を求めて、枝が横に伸びていきます。そうした習性を利用して、松のような枝ぶりを表現してみました。

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より和風な盆器を使用することで、盆栽感が強まって、何だか愛らしくなってきます。多肉植物はたくさんの種類があるので、皆さんもぜひ「多肉盆栽」作りに挑戦してみてください!

 水やり不要で枯れない盆栽!?「密閉盆栽」

盆栽を密閉空間に入れたらどうなるのか?そんな疑問から制作したのがこの盆栽です。

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球型ガラスの完全密閉状態の空間で盆栽を育てる「密閉盆栽」です。

当初は、すぐに枯れるのでは…と思っていましたが、驚くべき結果が!

水やりも一度も行わず、コルクの栓を一度も抜かずに、何と半年間、中のモミジが枯れることがなかったのです。専門家に理由を聞いたところ、おそらく、密閉空間の中で、生態系が循環する流れが作れていたのではないか、という事でした。これを改良すれば、何も手入れをしないでも枯れない盆栽が作れるかも!?

 場所を取らない壁掛け盆栽「垂直庭園」

狭い家では、日本庭園を持つのは夢のまた夢…。そんな夢を実現させるために考えたのがこれです。

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その名も「垂直庭園」です。

木枠を作り、中を防水加工して、水耕栽培用のスポンジ(パフカル)を入れます。外枠に砂や白砂利などを接着して日本庭園風にレイアウトしてから、盆栽と苔を植えます。あとは2~3日に一度、スポンジに水を吸水させればOKなので、お手入れは非常に簡単です。場所も取らないので、新しい盆栽の楽しみ方としておススメです!

以上が、ちょっと変わった盆栽の楽しみ方です!これからのドシドシ盆栽の新しい楽しみ方を見つけていきたいと思いますので、みなさんもぜひチャレンジしてみてください!

この記事を書いたライター

中島大輔
中島大輔Twitter:@aqua_bonsai
アクア盆栽家。2015年に「盆栽」と「養液(水耕)栽培技術」を融合させた、全く新しい盆栽「AQUA BONSAI(アクア盆栽)」を立ち上げる。現在は AQUA BONSAI 代表として、製品販売や商業施設・店舗などへのオリジナル製品開発、展示会・イベントなどのプロデュースまで幅広く手がける。
日本の伝統工芸への関心も強く、全国各地の伝統工芸とコラボした製品も開発し、日本のみならず海外へも発信中。
AQUA BONSAI http://www.aquabonsai.jp/

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