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何故、高校生の僕が編集者として盆栽のことを発信するのか

 

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みなさん、盆栽と聞いてどんな印象を持ちますか?

老後の余暇に楽しむもの、お金と時間がかかる趣味、
“サザエさん”に出てくる波平が育てているアレ、
そんな印象が浮かんでくるでしょう。

他でもない私、金枝輝がその中の一人でした。「若者の自分が楽しむものではないし、何よりおじいさんの趣味だから。」現代に生きる若者が抱くであろうこんな固定観念を私も持ち合わせていました。そんな私が、ひょんなことから盆栽を始めてみたらどうなったか…。

見事にハマってしまいました。

盆栽の魅力に。「盆栽はおじいさんだけの趣味じゃない!若者だって楽しめる!」そんな意識の大転換が私に生まれました。

この記事では、私が考える盆栽の魅力と自己紹介を簡単になりますが、記述していきたいと思います!

 盆栽とは、ペットである

藤樹園 写真㈬

盆栽は様々な言葉で表現されます。「四季折々な日本の気候を凝縮した一鉢」や「生きた小宇宙」や「究極の伝統芸術品」などなど…。これらの表現を見てきて、思ったことを一言。

堅すぎるわ!

様々な盆栽に触れてきて、これらの言葉が盆栽の印象を表現できていることはわかっています。けど、盆栽を知らない人がこの定義を見たって、「こんな荘厳なもの、自分には扱えない…。」って物怖じしちゃいますよね。そんなことから、まずは私が常日頃から感じている、盆栽に親しみやすくなるような表現を提示することから盆栽の話を始めていきたいと思います。

盆栽とは、ペットである。

これです。実はこの表現、
盆栽師の方にお話を聞きに行くと必ず出る言葉だったりします。

世話をすれば元気になってくれるし、放っておいたら死んでしまう。犬や猫だって、世話をしてあげないと元気が無くなっちゃいますよね。それと何も変わらない。愛情をかけた分だけ、成長する姿を見せてくれる。そういう意味では、「我が子」であると言ってもいいかもしれない。盆栽も生き物なんです。向き合ってみれば、泣いたり笑ったりしていることが良く分かります。

どうでしょうか。盆栽に対する印象が少しでも柔らかいものになっていたなら、幸いです!

 自然の息吹を感じる

自己紹介 写真㈫

盆栽を鑑賞する際に最も重要なのは、想像力を持つことだと思います。ただ単なる“木”としてみるのではなく、前述したように“生き物”という意識を持ちます。そうして盆栽を見ていくと、根張り・立ち上がり・枝ぶり・葉に雄大な自然を感じることができます。鉢から飛び出て垂れ下がっている姿から、岸壁にへばりついて必死に生きようとしている様子を想起したり。また、葉や苔に手を触れてみれば、五感を通してより強く盆栽を感じることができます。一鉢の盆栽に美しい自然の姿が映し出されていて自然の息吹を感じることができる、これが盆栽の魅力だと私は感じています。

そんな盆栽は、極めて日本的な美の追求方法であると言えます。韓国の文芸評論家である李御寧(イ・オリョン)氏は、日本文化論について述べた自身の著作である『「縮み」志向の日本人』において、盆栽について次のように述べています。

『盆栽は広闊な空間と数百年の時間が凝結したもので、荒磯が海全体を表す記号であるように、手の指ほどのあの木々も、それが育った風土のすべてを示してくれている象徴の言語なのです。』

つまり、数キロに渡る緑に溢れた日本の原風景を1メートルに満たない鉢の中に収めて、手軽に楽しむことができるようになっているのです。日本の美をこれほど手軽に楽しめるなんて、素敵だと思いませんか?

 盆栽に魅了された高校生

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ここまで盆栽について書いてきた私ですが、盆栽を育てるようになったのは高校三年生になってからなんです。高校二年生までに、私には日本中の様々な地域を訪れる機会がありました。どの地域も、その土地にしかない個性に溢れた魅力的な地域でした。そんな経験から、生まれてこの方埼玉育ちの私はこんな思いを持ちました。「埼玉にも何か魅力的なものがあるはず!」

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そうして見つけたのが盆栽でした。実家の目と鼻の先にある大宮盆栽村は、盆栽の聖地であり、世界中の盆栽愛好家がこぞって訪れる場所である。「こんな面白い場所、他にはない!」私は、さっそく盆栽に触れてみようと決めました。

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それが今年の5月のこと。たった6か月です。私はすっかり盆栽に魅了されてしまいました。ケヤキに始まる10鉢以上の盆栽をマンションのベランダで育て、警備員さんに顔を覚えられるほど大宮盆栽美術館に通い、盆栽を撮った写真は1000枚に届こうとしている。さらには盆栽に関する記事をネットに投稿してまでいる。それが今の私です。

 盆栽に新しい価値を

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自己紹介に加えて、私のことを知っていただくために私が日頃盆栽に対して感じていることを述べてきました。再三書いてきましたが、盆栽は本当に魅力的なものです。今より幅広い年代の方々に盆栽を知っていただくことができれば、盆栽の魅力は進化していくことができると考えます。

若者という立場から、私はこの素晴らしい芸術作品に新しい価値を与えたい。そのために、まずはこのSEKAIBONSAIを通して、盆栽並びに盆栽村についての情報をどんどん発信していこうと考えております。面白い記事になるよう精一杯努力します、よろしくお願いします!

2 thoughts on “何故、高校生の僕が編集者として盆栽のことを発信するのか”

  1. 自分は現在高校生で農学について、考えているの者です。農学と言っても現在では国民の都市集中傾向により倒れかかっています。それでも農学の面白さを伝えようとしている時にこの記事を見ました。盆栽は農学と言うより、園芸の雰囲気がありますが、自分では生物と最も関わって欲しいと考えていたので、盆栽と言うアイディアはこの記事を見るまで思い付きませんでした。金枝さんは盆栽の面白さに価値を見出し、自分は盆栽で農学・生物の面白さを伝える価値を見出しました。
    自分はこれからも、農学について考えて行くつもりです。金枝さんも頑張って下さい

  2. 金枝です、コメントありがとうございます!

    高校で農学の勉強ができるとは、うらやましいです。また、その面白さを理解し、発信していきたいという山田様の気概に尊敬の念を抱きます!ぜひ、私もご教授願いたい(笑)

    記事の方にもちょこっと書きましたが、盆栽は元来日本の自然風景を鉢の中に表現してきました。その風景というのも、森や山や崖など多岐に渡ります。しかし、ビオトープのような水辺と緑を合わせた風景を表現した盆栽をこれまで私は見たことがありません。(私の勉強不足かもしれませんが…。)最近、生物学習のために、ビオトープを導入する小学校が都内に増えていると聞いたことがあります。『ビオトープを表現した盆栽』を作れば、ビオトープよりもさらに縮小した形で生物と関わることができるかも…。

    ”農学・生物の面白さを伝えたい”という山田様の展望を叶える助けになればと考え、自分の思い付きを書かせていただきました。

    自然の面白さ・深さを伝えていくために、これからもお互い頑張りましょう!

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